COLUMNお役立ちコラム

2023.09.19 お役立ち情報

介護事務ってどんな仕事?未経験でもできる?仕事内容をかんたんに解説

介護事務の仕事内容とはどのようなものなのでしょうか?介護職と比べると、少し想像しづらいかもしれませんね。
この記事では、介護事務の仕事内容や必要な知識・スキル、就職先から、やりがいとデメリットを解説します。
この記事を読むことで、介護事務の職種に興味を持っている方は、具体的な情報を得ることができ、自分に合ったキャリアの選択をするための手助けができます。
また、介護事務の仕事について詳しく知ることで、介護分野へのキャリアを検討している人にとっても役立つ情報を提供します。

介護事務の仕事に興味がある方や、介護業界で働きたいけれど、現場ではないところで働きたい方は、ぜひご覧ください。


目次

1.介護事務ってどんな仕事?
2.介護事務の仕事内容に活かせる知識・スキルは?
3.介護事務の仕事内容とは?
4.介護事務の就職先は?
5.介護事務のやりがい メリット
6.介護事務を始める前に気を付けたいこと デメリット
7.介護事務に向いている人
8.まとめ 介護事務の仕事内容を把握して、自分に合った働き方を探そう


 

 

 

1.介護事務ってどんな仕事?

●介護事務の大まかな仕事内容とは

介護事務は、介護施設や訪問介護事業所において、事務作業を担当する重要な職種です。
電話応対や来客応対、勤怠の管理や各種請求書の用意などが主な業務です。
必須の資格がなく、未経験者でも取り組みやすいため、介護に興味がある方には向いている職種といえます
このコラムでは、介護事務の具体的な仕事内容について詳しく説明します。

●介護事務と医療事務の違い

まず、介護事務と医療事務を比較しましょう。
介護事務は介護施設や福祉関連の場所で働き、利用者の生活をサポートする事務業務を担当します。
介護保険制度に基づいた書類の作成や、事務作業を行うこととなります。
場合によっては、利用者様やご家族とのやり取りも行います。

対して医療事務は病院や診療所で患者の医療記録を管理し、診療に関連する事務業務を行います。
医療保険制度に基づき、患者さんが自己負担する医療費を計算するなどの業務があります。
また、外来の対応も業務に含まれており、患者さんと直にコミュニケーションをとる時間は、介護事務よりも多くあります。

どちらも業務内容は事務作業ですが、行う作業や働く場所、基づく法律などに違いがあります。
自分の希望する働き方に合わせて選択しましょう。

 

 

 

2.介護事務の仕事内容とは?

●電話応対

介護事務は、施設や事業所への電話応対を担当します。
利用者様やその家族からの問い合わせに丁寧に答え、必要な情報を提供します。
外部からの電話にも対応し、スケジュールの調整や問い合わせに応じます。

●来客応対

訪問者や利用者、その家族が施設や事業所に来た際に、接客や案内を行います。
来客を迎え、必要な手続きをサポートします。

●勤怠(シフト)の管理

介護スタッフの出勤や勤務時間のスケジュール管理を行う場合もあります。
シフトの調整や変更の手続きを行い、適切な人員配置を確保し、サービス提供に支障がないようにします。
また、勤怠記録の管理なども業務内容となります。

●施設の整備

必要に応じて備品の管理や発注などを行い、快適な作業環境を維持します。

●介護報酬の請求(レセプト作成)

介護サービスの提供に対する請求書(レセプト)の作成を行います。
介護保険制度では、サービスの利用料の1割を要介護者が負担し、市町村が残りの9割を負担します。
この給付費等を市町村に請求する作業が、介護報酬請求です。

この請求書は介護保険からの給付金を受け取るためのものであり、正確な情報の収集と記入、提出期限の厳守が必要です。

●利用者様への請求書の作成

介護サービスを利用する利用者様に対して、サービス料金に関する請求書を作成します。
金銭に関わる業務なので、細心の注意が求められます。

●ケアマネジャーのサポート

介護プランの調整やケアマネジャーとの連携も行います。利用者のケアを円滑に進めるため、情報提供や協力が不可欠です。
また、ケアマネジャーの指示に従い、必要な調査や書類作成を行います。

 

 

3.介護事務の仕事内容に活かせる知識・スキル・資格は?

介護事務としての仕事を効果的に遂行するためには、知識やスキルが求められます。
未経験者でも学びやすい要点を以下に詳しく説明します。

●介護保険制度やレセプト作成に関する知識

介護事務の重要な仕事の一つは、介護保険制度とレセプト(請求書)作成に関する知識です。
介護サービスの提供に関連する基本ルールは、介護保険制度で定められています。
具体的には、利用者様がサービスを利用する際、どの制度が必要で、自己負担額はいくらになるのか、などの提供サービスの種類に関する知識が必要です。
レセプトの作成は、
介護の計画を立てる ケアマネージャー や、
施設、介護者、家族などとの連絡調整を担う 生活相談員
と連携して行われます。

●PCスキル

PCスキルは介護事務の日常業務に欠かせません。
文書作成、データ入力、電子メールの使用など、基本的なオフィスソフトウェアの操作はできる必要があります。
Excelを使ったデータ管理やWordを使った文書作成を効率化することで、楽に早く業務を行うことができます。

●コミュニケーション能力

介護事務は利用者様やその家族、他のスタッフとコミュニケーションを行う場面が発生します。
そのため、認知症に対する基本的な理解や、丁寧で分かりやすいコミュニケーション能力が求められます。
利用者様やご家族の要望や疑問に対して親身に対応し、適切な情報提供を行うことが重要です。

●介護事務の民間資格

介護事務に必須の資格はありませんが、民間の資格を取得することで、就職活動でのアピールポイントや介護事務としての専門性を高めることができます。
以下に、代表的な資格を紹介します。

介護事務管理士
技能認定振興協会が認定する資格で、レセプト作成や受付、会計などの業務知識・スキルを証明します。
毎月試験が実施されており、最最短1ヵ月で修了可能です。

ケアクラーク技能認定試試験
介護事務に求められる知識・スキルに加えて、高高齢者・障がい者の心理や医学に関する一般知識、人とのコミュニケション方法に関する知識を評価する資格です。年間2回実施されており、合格率は50~60%ほどです。

介護報報酬酬請求事務技能能検定試試験
介護報報酬酬請求業務(レセプト作成)に必要な知識・スキルを評価する資格です。年間2回実施されており、合格率は50~60%ほどです。

 

 

 

4.介護事務の就職先は?

介護事務の職場は多岐にわたり、介護施設や事業所、医療機関などさまざまな場所で求人があります。
以下に、介護事務の主な就職先を紹介します。

●特別養護老人ホーム

特別養護老人ホームは要介護度の高い高齢者向けの住居施設で、日常生活の支援を行います。
介護事務は、入居者の手続きや施設運営に関する業務を担当します。

●介護老人保健施設

介護老人保健施設は高齢者のリハビリテーションやケアを提供する入居施設です。
介護事務は、医療記録の管理やスケジュール調整など、施設運営を支えます。

●有料老人ホーム

有料老人ホームは高齢者向けの住居施設で、介護サービスを提供します。
介護事務は、入居者の受け入れ手続きや料金の請求、施設運営の補助を行います。

●グループホーム

グループホームは小規模な生活支援施設で、認知症などの利用者に対して個別のケアを提供します。
介護事務は、施設の運営や日常業務をサポートします。

●デイサービス

デイサービスは高齢者が日中を施設で過ごすサービスで、日常生活の支援が提供されます。
介護事務は、受け入れ手続きやサービス提供の管理を担当します。
デイサービスは地域に密着した施設が多いため、地元での就職機会があります。

●ショートステイ

ショートステイ施設は、一時的な入所を受け入れる施設で、介護事務は入居者の受け入れ手続きや施設運営を補助します。

●訪問介護事業所

訪問介護事業所は高齢者や障害者の自宅で介護サービスを提供する機関です。
介護事務はスケジュール管理や訪問スタッフのサポートを行います。

●居宅介護支援事業所

居宅介護支援事業所は、在宅での介護サービスを提供するための支援を行う機関です。

 


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5.介護事務のやりがい メリット

介護事務の仕事にはさまざまなやりがいとメリットがあります。特に未経験者や介護初心者にとって、この職種の魅力を知ることは重要です。

●利用者様からの感謝

介護事務は施設やサービスの円滑な運営を支える役割を果たします。
そのため、利用者様やご家族から感謝の言葉を受けることが多いです。
自分の仕事が誰かの生活に役立っている実感を得ることができます。

●専門知識が活かせる

介護事務は介護保険制度や医療請求に関する知識が求められます。
この知識を活かすことで、スキルの向上やキャリアの発展が期待できます。
専門的な知識を身につけることは将来のステップアップにつながります。

●残業が少なく、休みも取得しやすい

一般的に、介護事務の職場は比較的残業が少なく、週末や祝日に休むことができる環境が多いです。
ワークライフバランスを大切にしながら働くことができます。

●介護現場を支えられる

介護事務は施設や事業所で働く場合も多いため、介護職員が直面する現場の厳しさを知りながら、支えることができます。
介護サービスの提供に貢献する充実感を肌で感じられる点は、大きな魅力です。

 

 

 

●.介護事務を始める前に気を付けたいこと デメリット

介護事務の仕事にはやりがいや魅力がたくさんありますが、一方で注意が必要なデメリットも存在します。
特に介護初心者や未経験者がこの職種に取り組む際に把握しておきたいデメリットについて説明します。

●キャリアアップを描きづらい

介護事務は国家資格やリーダー職に繋がるキャリアパスに乏しく、キャリアアップが難しいことがあります。
昇進や高給与を追求する場合、他の職種への転職や資格取得が必要かもしれません。

●金銭を扱うプレッシャーが大きい

介護事務は介護サービスの請求や経理業務を担当することが多く、金銭を扱う機会が多いです。
誤った処理や計算ミスが大きな影響を及ぼす可能性があるため、プレッシャーを感じることがあります。

●請求業務がある繁忙期は大変

介護施設や事業所によっては、請求業務が集中する繁忙期があります。
請求書の作成や手続きが急増し、ストレスや過重な業務負荷が発生することがあります。
ストレス発散の機会は定期的に設けておくと、心身を健康に保つことができます。

●感情的な負荷がかかることも

介護事務は利用者様や家族とのコミュニケーションも必要です。
時には利用者様の健康状態や家庭環境についてのお話や、クレーム対応などで感情的な負荷を感じることもあるでしょう。
問題は施設内のスタッフと共有するなどして、あまりため込み過ぎないようようにしましょう。

●文書作業が多い

介護事務の業務には文書作業が多く含まれます。書類の整理やデータ入力、レセプトの作成など、細かい作業が続きます。
ミスを防ぐために正確性が求められ、集中力が必要です。

 

 

 

7.介護事務に向いている人

介護事務の職業は特定の資格や経験が必要ないため、幅広い人々に適しています。
以下は、介護事務に向いている人の特徴です。

●誰かの役に立ちたい方

介護事務の仕事は介護サービスの円滑な運営を支える役割を果たします。
誰かの生活に貢献し、支えることに喜びを感じる人に向いています。

●事務作業を仕事にしたい方

文書作業やデータ入力、経理業務など事務的な仕事に興味や得意を持つ方に適しています。
細かい作業を丁寧に行える方が求められます。

●家事や育児で忙しい方

介護事務の職場は一般的に定時で帰宅でき、パートなどで柔軟に勤務できる場合も多くあります。
ワークライフバランスを大切にする人にもおすすめです。

●身体への負担が気になる方、長く働きたい方

介護事務は、介護職員とは異なり、身体的な負担が少ない職種です。
年齢を重ねながらも安定して働ける環境が多いため、長期間働くことを考えている人に適しています。

●介護に関係がある仕事をしたい方

介護に興味や関心を持つ人にとって、介護事務は介護分野への第一歩として適しています。
介護現場で活躍できるか不安がある方や、ケガなどで現場での活躍が難しくなった方が、
その情熱を活かして新たなキャリアを築くのにも適しています。

 

 

 

8.まとめ 介護事務の仕事内容を把握して、自分に合った働き方を探そう

このコラムでは、介護事務の仕事内容について説明しました。
介護事務は、介護施設や訪問介護事業所において、事務作業を担当し、施設の円滑な運営を支える役割を果たします。
未経験者でも取り組みやすく、介護に興味がある方に向いている職種です。

この職種に取り組むためには、介護保険制度や事務作業に関する知識、PCスキル、コミュニケーション能力などが必要です。
また、民間の介護事務に関する資格を取得することで、専門性を高めることができます。

介護事務の仕事にはやりがいやメリットが多くありますが、
一方でキャリアアップの難しさや金銭を扱うプレッシャー、感情的な負荷などのデメリットも存在します。
これらの点を考慮しながら、自分に合った職種かどうかを検討しましょう。

最後に、介護事務の仕事に向いている人の特徴を紹介しました。
誰かの役に立ちたい、事務作業に興味がある、ワークライフバランスを重視するなど、自分の価値観や特性に合った仕事を見つける手助けとなるでしょう。
介護事務の仕事内容を把握し、自分に合った働き方を探してみてください。

 

 


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