COLUMNお役立ちコラム

2023.07.14 介護施設

介護施設の種類と働き方:自分に合った職場はどこ? 5つの施設形態と働き方を紹介!【初心者向け】

介護の仕事は、人々の生活に寄り添いながら支えるやりがいのある職業です。
そんな介護を仕事にして働きたい、でも自分に向いている施設がどこなのかわからない!
このコラムではそんな初心者の方向けに、代表的な介護施設の形態を5つに絞ってご紹介。
どこで働くのが自分の希望に合っているのか、どこで働く自分が活き活きとしているのか…

介護の現場で働くイメージを膨らませるきっかけとして、是非ご覧ください。

 

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1.デイサービスで働く

 

2.特別養護老人ホームで働く

 

3.グループホームで働く

 

4.訪問介護 (訪問介護事業所・サービス付き高齢者住宅など)で働く

 

5.介護老人保健施設で働く

 

6.その他の介護施設

7.まとめ:あなたはどこで働く?

 

 

1.デイサービス で働く

 

デイサービス(通所介護)は、高齢者や身体障害者が日中の一部だけを過ごす介護施設です。
原則として、自宅での生活が可能な方を対象とします。

 

【仕事内容】
デイサービスでの仕事内容は、ご利用者様の日中の支援や活動のサポートです。
具体的な仕事内容としては、
・ご利用者様の送迎 ・身体的なケアやリハビリテーション
・食事や入浴、排せつの介助
・認知症予防トレーニング・社交活動や趣味活動のサポート
などが挙げられます。
【魅力】
デイサービスで働くメリットの一つは、利用者との関わりの豊富さです。
多くの利用者と交流する機会があり、コミュニケーションを通じ、生活の喜びや成長を共有することができます。
また、土日休みの施設が多いのもポイントです!
【考慮すべき点】
デイサービスでは多くのご利用者様と一度に関わる機会も多いため、幅広い視野が求められるでしょう。
また、ご利用者様の送迎を行うために、大型車やハイエースの運転ができることを要件として定めている場合があります。
逆に言えば、これらの運転が得意な方は活躍できる施設であるといえるでしょう。
【向いている人】
 デイサービスは他の施設と比べ、自立度の高いご利用者様との交流があります。
そのため、人とのコミュニケーションを円滑に行う能力が重要です。
また、一度に複数の方に目を配れるような、柔軟性や対応力も求められます。
ご利用者様の中には、気分転換としてデイサービスに来るのを楽しみにされている方も。
楽しく活気ある雰囲気や、イベント、催し物が好きな方には、特におすすめです。

2.特別養護老人ホーム で働く

 

特別養護老人ホームは、認知症が比較的重度な、要介護3~5(五段階のうち)の方のみを対象とした施設です。
自立度の高い方がメインのデイサービスと比べ、穏やかな時間が流れています。
【仕事内容】
特別養護老人ホームでの仕事内容は、高齢者の介護や日常生活のサポートが主な役割です。
・ご利用者様の身体介護
・食事や入浴のサポート
・健康管理
・レクリエーション活動の企画
など、幅広い業務があります。また、医療機関との連携やご利用者様のご家族とのコミュニケーションも重要な要素です。
【魅力】
特別養護老人ホームで働く魅力はいくつかあります。
ご利用者様との深い関わりはもちろん、チームでの働きやすさも特徴であり、
スタッフ同士のサポートや連携が求められます。
さらに、介護の専門的な知識やスキルを磨く機会も豊富です。
また、他の施設形態と比べ、給料が高い傾向にあるのもポイントといえます。
【考慮すべき点】
特別養護老人ホームで働く際には考慮すべき点もあります。
まずは、24時間体制での勤務やシフト制の勤務が必要な場合もある点です。
また、介護度の高い高齢者の介助やケアが求められるため、体力的な負荷は高めになるでしょう。
【向いている人】
特別養護老人ホームでは、高齢者の機能や認知機能の変化に対応しながら、適切なサポートを提供することが求められます。
チームでの働きに協調性を持つことや、コミュニケーション能力も重要となります。
また、介助を必要とする方が多いため、スキルアップの機会が多くあります。
スキルアップを目指したい方の他、比較的穏やかな雰囲気が好きな方には、おススメの施設形態です。

3.グループホーム で働く

 

グループホームは、ご入居者様同士が9人1ユニットの少人数で一つの家屋に住む施設です。
そのため、家庭的な雰囲気が醸し出され、ご入居者様同士やスタッフとの絆が深まります。
まるで家族のような関係性が築かれることが特徴です。
【仕事内容】
他の介護施設同様、ご利用者様の生活を守るためのサポートを提供します。
・ご利用者様の生活支援
・身体介助
・食事や入浴の介助
・調理
・生活環境の管理
などが業務に含まれます。
【魅力】
グループホームの魅力は、その家のような雰囲気にあります。
ご入居者様との共同生活を通じて、ご入居者様自身もスタッフも安心感や温かさを感じることができます。
また、個別ニーズに合わせたサポートを提供することで、ご入居者様の成長や喜びを共有することもできます。
少人数であることから、個人個人と深い関係を持ちやすい点も魅力です。
【考慮すべき点】
24時間体制での勤務や夜勤が必要となること、身体的な負荷やストレスへの対応が求められることなどが挙げられます。
また、調理を介護士が行う場合も多く、調理に苦手意識がある方は、働くのに抵抗があるかもしれません。
とはいえ、最近は「ご飯とお味噌汁が準備できればOK!」という施設も増えてきています。
調理が苦手だからと諦めるのは勿体ないかも?
【向いている人】
利用者と家庭的な関係を築いていきたい方には、グループホームがおすすめです。
グループホームでは、時に息子、娘のような近い距離感で関わることになるでしょう。
ご入居者様の個々のニーズや感情に寄り添い、安心感や温かさを提供することが求められます。

4.訪問介護 (訪問介護事業所・サービス付き高齢者住宅)で働く

 

訪問介護は、高齢者や身体障害者の方々が自宅で生活を続けながら、必要なサポートを受けるためのサービスです。
訪問介護の特徴は、その柔軟性と個別性にあります。

訪問介護事業所に所属し、介護が必要な方の自宅まで赴き、生活のサポートをします。
また、サービス付き高齢者住宅(通称サ高住)で働くという選択肢もあります。
こちらでは、ひとりで暮らすことに不安があるご利用者様が入居するアパートで勤務し、
お部屋を訪問して介護を行うという形になります。

【仕事内容】
利用者の自宅を訪問し、日常生活のサポートを提供します。
・入浴や食事の介助
・家事や買い物の手伝い
など、個々のニーズに合わせた支援が行われます。
ご利用者様の生活スタイルや環境に合わせたプランニングが行われるため、
自宅での生活を維持しながら必要な支援を行う点が特徴です。
【魅力】
訪問介護の魅力は、ご利用者様の生活を尊重しながらサポートできることです。
自宅での生活環境や日常のリズムを大切にし、ご利用者様が自主性を持って生活できるよう支援します。
また、ご利用者様と一対一の関係が築かれるため、信頼関係を深めることができます。
ご利用者様の喜びや困難を共有し、共に成長することができるでしょう。
【考慮すべき点】
一方で、訪問介護にはいくつかの考慮点もあります。
ご利用者様のご自宅に訪問するため、移動時間や交通の制約が発生する場合があります。
また、ご利用者の状態や環境の変化に敏感に対応する必要があります。
時には緊急事態にひとりで対応することになるため、自律心は重要となります。
【向いている人】
訪問介護で働くのに向いている人は、個別の関係を重視したい方です。
一対一の関係は、それだけに責任も重大で判断力も求められますが、
相手にとってかけがえのない存在になれるという強い魅力もあります。

5.介護老人保健施設 で 働く

 

介護老人保健施設(通称:老健)は自宅復帰を目標とした施設で、医療的なケアやリハビリが行われます。
医師、看護師、理学療法士をはじめとした、医療スタッフが常勤している点は他の施設形態との大きな違いといえます。

 

【仕事内容】
介護職の仕事内容は、日常生活のサポートです。具体的な内容としては
・健康チェックや服薬管理
・入浴や排せつの介助
・食事の提供
・リハビリテーションプログラムの実施
などがあります。

【魅力】
まず、医療的なケアやリハビリテーションに携わることができる点です。

また、緊急時にも直接医師の判断を仰ぐことができるため、安心して業務に取り組むことができます。

他の施設形態ではかかりつけの医師に電話をかけて指示を仰ぐような場面もありますが、
老健は同じ建物の中に医療スタッフがいるため、安心です。

さらに、自宅復帰を目指すという明確な目標があり、ご入居者様との共同作業で達成感を得ることができます。

【考慮すべき点】
まず、入居期間が原則的に3〜6ヶ月であるため、短期間で効果的なケアを提供する必要があります。
ご入居者様の個別ニーズやプライバシーを尊重しながら、信頼関係を築くことが重要となります。
また、短期間の入所となるため、ご利用者様と長く向き合っていきたい方であれば、
特養など他の施設形態の方が好ましいかもしれません。

【向いている人】
医療的なケアやリハビリテーションに興味や知識を持っている人におすすめです。
また、それぞれの専門性を活かした多職種連携に魅力を感じる方にとっては、魅力的な職場であるといえます。
老健を利用される多くの方が、自宅で暮らしたいという願いを持っています。そんな思いを応援したいという気持ちがある方は、大きなやりがいを得ることができます。

 

6.その他の施設形態

 

これら以外にも、介護施設や介護職が活躍できる現場は多岐にわたります。
ご紹介しきれなかった分を、最後に少しだけお見せします。
・小規模多機能居宅介護
通称、小多機(しょうたき)。
デイサービスのような通いのサービス、グループホームのような宿泊サービス、
そして訪問介護を1事業所で行う、名前の通り多機能な施設です。
相応の柔軟性や対応力が求められますが、オールマイティに活躍できる点は魅力といえるでしょう。
・病院(介護療養型医療施設)
様々な職種が活躍する病院にも、介護職が活躍するフィールドがあります。
認知症でない方を対象とすることがあったりと、他の施設と異なる点は多くありますが、共通する点もまた多くあります。
季節の行事やレクリエーションが行われない点は、他の施設とは大きく異なる点であるといえるでしょう。
介護には興味がある、でもレクリエーションは苦手…といった方にはおすすめです。

7.まとめ:あなたはどこで働く?

施設の目的、対象となるご利用者様によって、雰囲気にも違いがあることを抑えておけば、
自分に合った働き方が見つかりやすいといえます。
ここで紹介した以外にも様々な施設形態がありますので、
興味を持った所には実際に見学に行き、肌で雰囲気を体験してみるのもおすすめです
多くの施設が見学を受け容れており、実際にご利用者様と関わる場面を見ることができます。
自分に合った施設を選ぶためには、施設の目的や対象、仕事内容や魅力、
考慮すべき点を理解し、自分の希望や能力に合致するかどうかを考えることが重要です。
それぞれの施設形態には異なった特徴がありますので、
自身のスキルや性格、興味に合った施設を見つけて、介護の現場で活き活きと働いてみましょう!

 

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