COLUMNお役立ちコラム

2023.08.11 お役立ち情報

介護職の腰痛予防 効果的な対策は?

介護職にとって、腰痛は深刻な課題です。
長時間の同じ姿勢や重労働による身体への負担は、腰痛を引き起こす可能性を高めます。
しかし、適切な予防と対策を取ることで、腰痛を軽減し、仕事の健全性を保つことができます。
この記事では、介護を原因とする腰痛のリスクや要因、効果的な予防法や対策を実践する方法をご紹介いたします。

腰痛の原因についての情報を手に入れることで、的確な判断と対応が可能です。
自身の健康を守りつつ、やりがいを感じる介護の仕事を続けるための手助けとなるでしょう。

目次

1.腰痛の原因:介護職の身体への負担とその要因

2.介護による腰痛予防の方法は?実践的な対策

3.腰が痛いと思ったら?まずは周囲に相談

4.転職もアリ?介護職が腰痛予防のためにできること

5.まとめ まずはしっかり予防しよう

 

 

 

1.腰痛の原因:介護職の身体への負担とその要因

●主な要因は姿勢

介護の仕事は、長時間同じ姿勢を保持することが多く、その中でも特に負担がかかるのが腰です。
例えば、ベッドの整備や入浴の介助といった業務は、腰を曲げた姿勢を保ちながら行わなければなりません。
しかし、作業中に姿勢が崩れることがあると、腰に負担が集中し、腰痛のリスクが高まることがあります。
正しい姿勢の保持が難しい状況では腰にかかる負担が増加してしまうため、
無理な姿勢での介護とならないための予防が重要です。
腰のひねりなど、負担がかかる動作を行ったあと、小まめに負担が少ない姿勢に戻すなどして、
負担がかかる姿勢を長時間続けるのは避けましょう。

 ●他の要因

腰痛の原因は単に姿勢だけにあるわけではありません。
介護職は様々な動作が求められるため、以下の要因も考慮すべきです。

– 環境的要因

トイレや浴室などの狭いスペースでの作業や重い物の持ち運び、体格に合わない器具の使用など、
環境的な要因が腰への負担を増加させることもあります。

– 個人的要因

個人の体力や体質も腰痛の感じ方に影響を与えます。
同じ作業でも、体格や年齢などの個人差によって腰への負担の程度が異なることがあります。
自身の体調を把握し、無理をせず適切な方法で作業することが、腰痛予防につながります。
身体への負担を最小限に抑えつつ、仕事を続けていくためには、自分の特性を理解し、周りにも伝えていくことが重要です。

 

 

 

2.介護による腰痛予防の方法は?実践的な対策

●定期的な姿勢変更

介護職においては、長時間同じ姿勢を保つことが避けられない場面が多々あります。
しかし、長時間同じ姿勢を保つことは、腰痛を引き起こす可能性があります。
このため、腰痛を予防するためには、定期的に身体を動かす習慣を持つことが重要です。
少しの休憩時間を利用して歩いたり、ストレッチを行うことで、筋肉や関節を活性化し、腰への負担を軽減できます。
このような小さな動作の積み重ねが、長時間の作業中でも腰痛を軽減する鍵となります。

●ご利用者様の動きを活かした介護

介護職における大切なポイントの一つは、ご利用者様の動きや身体機能を活かした支援を行うことです。
無理な姿勢での介助を避け、ご利用者様の自然な動きを取り入れることで、
介助時の負担を最小限に抑えることができます。
このような配慮が、介助業務の効率性と共に、介護職の健康を守る一環となります。
ご利用者様の自立も助けることにもなるため、ケアの質という観点からも効果的です。

●効果的な介助の姿勢

正しい姿勢を保つことは、腰痛予防において不可欠です。
介護の際には、自身の体勢や姿勢を意識的に整えることが重要です。
身体のバランスを保ちながら作業することで、腰への余分な負担を軽減できます。
具体的な姿勢や動作の指導を受けることで、正しい介助の姿勢を習得し、
長期間の業務においても腰痛を防ぐことができます。
ボディメカニクスの8原則を意識することで、少ない負担で介助を行うことができます。

ボディメカニクスの8原則

  1. ご利用者様に重心を近づける
  2. ご利用者様を小さくまとめる
  3. 足を開き、支持基底面を広くする
  4. 重心を低くする
  5. 身体を捻らない
  6. 太股など、大きな筋肉を使う
  7. 水平移動する
  8. てこの原理を利用する

●腰痛ベルトやコルセットの利用

腰痛対策用具は、介護職の健康をサポートできるツールです。
ベルトやコルセットを利用することで、腰への負担を軽減することができます。
正しい装着方法や適切な使用法を理解し、日常の業務に取り入れることで、安定感を得ながら腰痛のリスクを低減できます。
痛みがない状態であっても、適切な用具を使用することで、日々の業務による疲労を軽減し、腰痛を予防することができます。

●リラックスできる入浴と定期的なケア

介護疲れを癒すために、リラックスできる入浴は重要です。
温かいお風呂や入浴剤を使用することで、筋肉の緊張を解きほぐし、リラックス効果を得ることができます。
身体の凝りをほぐすために効果的な入浴方法は、40度ほどのお湯に、10~15分ほど浸かる方法です。
湯舟に漬かりながら、ゆったりと凝りがある部分をほぐしましょう。
また、定期的なマッサージや整体を受けることもおすすめです。
これにより、筋肉の緊張をほぐし、血流を促進することができます。

 

 

 

3.腰が痛いと思ったら?まずは周囲に相談

●我慢せず報告する

腰痛を感じた場合、我慢することは避けましょう。初めて腰痛を感じたら、すぐに上司や同僚に報告しましょう。
腰痛は早期の段階で適切な対処を行うことで、症状を軽減しやすくなります。
状況を伝えることで、適切なサポートや調整が行われ、腰痛の進行を防ぐことができる場合があります。

●予定が落ち着いたら医師に相談する

腰痛の症状が続く場合や、痛みが強い場合は、専門の医師に相談することが重要です。
特に、しびれるような痛みがある際は、神経が圧迫されている可能性もあるため、早めに受診することが重要です。
自己判断せず、医師の専門的なアドバイスを受けることで、的確な対処が可能となります。
腰痛の放置は症状を悪化させ、治療に時間がかかる恐れもあるため、早い段階で医師の診察を受けることが大切です。
腰痛は無視せずに、適切な対処とケアを行うことが、介護職の健康維持に繋がります。

 

 

 

4.転職もアリ?腰痛予防のためにできること

●腰痛があっても介護は続けられる?

腰痛を抱えながらでも、適切な対策や工夫をすることで、介護職を続けることが可能です。
腰痛があるからといって、介護の仕事を諦める必要はありません。
職場に自分の状態を伝えることで、負担が集中しないようチームのメンバーで補い合いながら
業務を行う体制を組んでもらえることもあります。
しかし、腰痛が深刻な場合、痛みで業務に支障をきたしそうな場合は、早めに相談しておきましょう。
無理をするほど回復までに時間がかかり、かえって自身や現場に負担をかけてしまう可能性もあります。

●腰痛を理由に転職もあり?

また、転職も選択肢のひとつです。
例えば、介護度の低い方が多い施設に転職するなど、腰にかかる負担が少ない施設に転職することで、腰痛が改善する可能性もあります。
デイサービスなど、身体介助が少なく、比較的軽い動作の多い施設形態は、腰への負担が心配な方におすすめの転職先です。
自分の身体の状態と相談し、必要によっては転職を考えるのもよいでしょう。

★デイサービスの仕事内容についてのコラムはこちら★

介護職未経験でも大丈夫?デイサービスの仕事内容と働く魅力 | お役立ちコラム | 札幌の医療・介護の求人情報|SAPORA

 

 


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5.まとめ まずはしっかり予防しよう

介護職における腰痛予防は、健康状態を守りながら質の高いケアを提供するための重要なステップです。
腰痛の原因は主に姿勢の乱れや身体への負担であり、その対策は様々な観点から行うことができます。

また、腰痛予防だけでなく、腰痛が発生した場合の対処法も重要です。
腰痛を我慢せずに報告し、早期の対処を行うことで症状の悪化を防ぐことに繋がります。

適切な対策や工夫を行うことで、腰痛の影響を最小限に抑えながら仕事を続けることは可能です。
また、違う施設形態への転職によって、腰痛の負担を軽減し、健康的な介護職としての働き方を実現する道もあります。

腰痛予防と管理は、介護職の健康と質の高いケアを提供するための基盤となる重要な要素です。
適切な知識と対策を持ちながら、健康な体で介護業務に取り組み、
自分自身とご利用者様の幸福と健康を守りましょう。

 


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