2023.09.12 お役立ち情報
生活相談員の仕事内容とは?介護職はどうすればなれる?
高齢者やその家族が抱える生活の悩みや課題に対する介護の専門的なサポートは、
地域社会の健康と幸福に欠かせないものです。
その中でも生活相談員という専門職が、質の高い介護を支える役割を果たしています。
一体どのような仕事内容なのでしょうか?
この記事では、生活相談員の仕事内容、応募資格、主な業務、やりがいやメリット、向いている人物像について詳しく解説します。
生活相談員の仕事の魅力ややりがいを理解できるだけでなく、応募資格や必要なスキル、キャリアの展望についても知ることができます。
介護分野で続けて働きたい方や成長の機会を探している方には、新たなキャリアとして、生活相談員がおすすめです。
目次
1.生活相談員とは?
2.生活相談員の応募資格は? 北海道、札幌の例も
3.生活相談員の主な仕事内容
4.生活相談員のやりがい、メリットとは?
5.生活相談員に向いている人は?
6.まとめ
1.生活相談員とは?
●生活相談員とは?
生活相談員は、介護施設や福祉施設などで、
利用者様やその家族が抱える生活に関する問題に対してアドバイスやサポートを行う専門職です。
日常生活におけるさまざまな課題や困難に対して、適切な支援や助言を提供することで、より良い生活を支えています。
●生活相談員の職場は?
生活相談員が働く施設は、高齢者が長く滞在する特別養護老人ホームや、介護老人保健施設などです。
また、ショートステイやデイサービスなどの通所、短期入所施設でも活躍しているほか、
障害者福祉施設や医療機関など、多岐にわたる施設で活動しています。
生活相談員は施設形態によって配置基準が定められており、この基準を満たさなくてはなりません。
例えば、特別養護老人ホームでは利用者100人あたり、常勤の生活相談員を1人以上配置することが義務付けられています。
これらの施設では、利用者様やその家族が抱える悩みや問題に対して、
専門的なアドバイスやサポートを提供することによって、生活の質を向上させる役割を果たしています。
2.生活相談員の応募資格は? 北海道、札幌の例も
●資格要件は自治体によって異なる
生活相談員になるためには、原則として
・社会福祉士
・精神保健福祉士
・社会福祉主事任用資格者
の3つの資格のうちいずれかが必要となります。
しかし、自治体によってはこれらの資格とは別の要件を定めている場合や、無資格での応募が可能な地域もあります。
実際に、北海道では上で挙げた3つの資格以外にも、下記の要件を満たした方であれば応募が可能です。
・介護支援専門員
・施設等での実務経験が1年以上ある介護福祉士
・社会福祉施設等において、介護に係る計画の作成に関する業務、
または相談・援助業務の実務経験が2年以上ある方
生活相談員の資格要件について.pdf (hokkaido.lg.jp)
自治体によって要件は異なるため、働きたい自治体の要件を確認することが必要です。
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3.生活相談員の主な仕事内容
生活相談員は、介護職の一員として、利用者様とその家族に寄り添い、快適で安心な生活をサポートする重要な存在です。
その具体的な仕事内容を以下に詳しく説明します。
●入退所の手続き
新しい利用者が施設に入所する際には、手続きが必要です。
生活相談員は、入所に関する書類作成や関連する手続きをサポートし、
利用者様とその家族が円滑に新しい環境に適応できるよう助けます。
また、退所時にも必要な手続きを指導します。
●利用者様との相談援助業務
利用者様が施設内で快適な生活を送るためには、さまざまなニーズや悩みに対して適切なサポートが必要です。
生活相談員は、利用者様からの相談を受け、そのニーズや希望に合わせたアドバイスや解決策を提供します。
生活の質を向上させるために、日常的なサポートを行います。
●利用者様のご家族との相談業務
利用者様のご家族も、ときに利用者様の生活やケアに関して不安や疑問を抱えることがあります。
生活相談員は、利用者様のご家族との面談を行い、利用者様の生活状況やプランについて説明します。
家族の理解と協力を得ながら介護職員との間を取り持ち、ケアプランを策定します。
●苦情などの対応や窓口業務
苦情や不満に対する窓口業務も、生活相談員の業務になります。
問題解決のためのアドバイスや調整を行い、利用者様が安心して生活できるようサポートします。
●施設内での連絡業務や調整業務
施設内でのコミュニケーションが円滑に行われるようにするのも、生活相談員の役割です。
利用者様のケアプランに関する情報を介護スタッフや医療機関と共有し、適切なケアが提供されるよう調整します。
●医療機関や行政機関への連絡業務
利用者様の健康状態や生活に関する情報は、医療機関や行政機関とも共有する必要がある場合があります。
生活相談員は、利用者様のニーズやケアプランに関する情報を適切に伝え、連携を図ります。
医療や福祉の専門家と協力して、利用者様の健康と生活の質の向上を支援します。
利用者様と施設、家族と施設、外部機関や施設内の職員など、様々な立場の方の間を取り持ち、
アドバイスや相談、ケアプランの作成によって課題解決を手助けすることが、生活相談員の職務です。
●介護職員と兼任する場合も
介護現場ではさまざまな職種が兼務されている場合も多く、生活相談員もその一種です。
生活相談員としての業務を行う傍ら、介護職や管理者としても兼務する場合も珍しくありません。
相談業務だけでなく、介護職員として利用者様の生活を援助する用意も施設によっては必要となります。
施設によって、業務の分け方なども異なる場合があるため、事前に確認しておくことが重要です。
4.生活相談員のやりがい、メリットとは?
生活相談員の仕事には、豊富なやりがいと魅力的なメリットが詰まっています。
●介護の相談窓口として、様々な人と関わることができる
生活相談員は、利用者様やその家族からの悩みや相談に対応する役割を果たします。
また、多職種連携が円滑に行われるよう調整するほか、行政など外部とのやり取りも業務に含まれます。
このように、様々な立場の方とやり取りをしながら働けることは、生活相談員の特徴のひとつです。
こうした業務の中で、人間関係を築く喜びや、他人の役に立つ充実感を感じることができます。
●介護職員からのキャリアチェンジで収入アップが期待できる
介護職員と比べ、生活相談員の給与は高い傾向にあります。
令和3年度に行われた厚生労働省の統計によれば、常勤の生活相談員・支援相談員の平均月給は、令和3年の時点で315,540円となっており、
通常の介護職員よりも2万円以上高い給与額となっています。
令和3年度介護従事者処遇状況等調査結果の概要 厚生労働省
r03gaiyou.pdf (mhlw.go.jp)
介護の知識や経験を活かし、利用者様のサポートに尽力することで、
専門的なスキルに対する収入も高くなります。
この点は、キャリアアップを考える上で大きなポイントと言えるでしょう。
●キャリアアップで管理者やケアマネージャーを目指せる
生活相談員の職務経験を積むことで、キャリアをさらに高めることができます。
生活相談員として業務について5年以上かつ900日以上の勤務経験をもつ場合、
ケアマネジャーの受験資格が認められます。
また、スタッフや利用者様、ご家族との間で業務ややり取りの調整を行ってきた経験は、管理者を目指す場合にも活きてきます。
管理者やケアマネージャーとしてのポジションを目指すことで、
より広範なサービスの提供や施設の運営に携わるチャンスが広がります。
生活相談員の仕事は、介護職の方々にとって魅力的な選択肢と言えるでしょう。
そのやりがいやメリットを活かしながら、社会的な貢献を果たすことで、自身のキャリアを築いていくことができます。
介護の分野で人々の生活を支える重要な役割を果たす一員として、満足感と共に成長を遂げていくことでしょう。
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6.生活相談員に向いている人は?
●適格なアドバイスで誰かに貢献したい方
生活相談員は、利用者様やその家族の日常の悩みや問題に対して適切なアドバイスを提供する役割を担います。
これには言葉や態度から状況を理解し、適切な解決策を見つけるスキルが必要です。
良いアドバイスを提供するためには、知識と経験を積み重ねる姿勢が大切です。
●様々な人と関わっていたい方
生活相談員は、多様な立場やニーズを持つ人々と接する機会が豊富です。
介護職の経験から得られるコミュニケーションスキルや対人能力が、利用者様との信頼関係の構築に役立ちます。
様々な人とのコミュニケーションを楽しみ、サポートを通じて人々の生活に貢献したい方に向いています。
●思いやりのある方
生活相談員は、利用者様の気持ちや状況に寄り添い、適切なサポートを提供する役割を果たします。
思いやりのある姿勢は、利用者様との信頼を築くために不可欠です。
人々の困りごとや悩みに対して敏感に対応し、温かい支援を提供できる人々が生活相談員に向いています。
7.まとめ
生活相談員とは、利用者様やその家族が抱える生活に関する問題に対してアドバイスやサポートを行う専門職です。
日常生活におけるさまざまな課題や困難に対して、適切な支援や助言を提供することで、より良い生活を支えています。
生活相談員になるための要件は、自治体によって異なります。
例えば、北海道では介護支援専門員や介護福祉士などが生活相談員としての資格要件とされています。
生活相談員が関わる施設は、高齢者の特別養護老人ホームから障害者福祉施設、医療機関まで多岐にわたります。
利用者様やその家族と連携し、入退所の手続きや相談援助業務、施設内外の調整業務などを通じて、
生活の質を向上させる重要な役割を果たしています。
この仕事の魅力は、コミュニケーションを通じて人々の困難を解決し、彼らの生活を支えることです。
さらに、給与面でのメリットや、キャリアアップで管理者やケアマネージャーを目指せる点も、生活相談員の魅力となっています。
これからの高齢化社会において、生活相談員の役割はますます重要となっています。介護の分野で専門知識や人間関係を通じて社会に貢献するために生活相談員の道を進むことは、
将来のキャリア選択肢として魅力的な選択と言えるでしょう。
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