2023.11.06 お役立ち情報
有料老人ホームの種類とは?仕事内容や違いを解説
介護職の仕事は高齢者の生活を支える、やりがいのある職業です。
介護職が働くフィールドは多岐にわたりますが、その中でも有料老人ホームでの仕事内容はどういったものなのでしょうか?
この記事では、3種の有料老人ホームの特徴や介護職の仕事内容、メリットとデメリット、向いている人の特徴、そして有料老人ホームで活かせる資格について解説します。
この記事を読むことで、有料老人ホームでの介護職の実際の仕事内容や職場環境について深く理解できるだけでなく、介護職に興味を持っている人や転職を考えている方は、自身の適性やキャリアパスについて考える手助けとなるでしょう。
介護職としてキャリアアップを目指したい方,ホテルのような接遇のスキルを身に付けたい方には、有料老人ホームがおすすめです。
目次
1.介護付き有料老人ホームの仕事内容
2.住宅型有料老人ホームの仕事内容
3.健康型有料老人ホームの仕事内容
4.有料老人ホームで働くのに向いている人は?
5.有料老人ホームで活かせる資格は?
6.まとめ
1.三種類の有料老人ホームと仕事内容
●有料老人ホームとは
有料老人ホームとは、高齢者が自立した生活を送るために必要なサービスや設備を利用できる施設です。
入居者は自分の部屋や家具を持ち込んで、自分のペースで暮らすことができます。
また、食事や清掃、洗濯などの日常生活支援や、レクリエーションやイベントなどの生活相談も受けられます。
有料老人ホームには、介護付き、健康型、住宅型の三種類があります。それぞれにどのような特徴や仕事内容があるのでしょうか。
●介護付き有料老人ホームの仕事内容
介護付き有料老人ホームとは、要介護認定を受けた高齢者が入居できる施設です。
入居者は、自分の部屋で生活することができますが、必要に応じて介護サービスを受けることができます。
介護付き有料老人ホームの中でも種類は更に3種に分かれています。
要介護者のみを受け入れる「介護専門型」、自立の方も入居できる「混合型」、入居時に自立されている方が対象の「自立型」があり、サービスの対象者が異なります。
求人を確認する際は、どんな種類の介護付き有料老人ホームなのかも確認することで、希望する施設を探しやすくなります。
スタッフの仕事内容となる介護サービスには、身体介護や生活援助、看護やリハビリなどが含まれます。
介護付き有料老人ホームで働く職員は、入居者の日常生活を支えるだけでなく、健康状態や心理状態にも配慮しながら、安全で快適な生活を提供することが求められます。
また、入居者や家族とのコミュニケーションや連携も重要な仕事の一つです。
●住宅型有料老人ホームの仕事内容
自立~軽度の要介護状態の高齢者が入居できる施設です。
入居者は、自分の部屋で生活することができますが、食事や清掃などの日常生活支援サービスを受けることができます。
住宅型有料老人ホームでは、介護サービスは提供されませんが、必要に応じて外部の介護サービスを利用することができます。
円滑にサービスを提供するために、訪問介護事業所やデイサービスが併設されている住宅型有料老人ホームも多くあります。
住宅型有料老人ホームで働く職員は、入居者の自立した生活を尊重しながら、日常生活の支援サービスを提供することが求められます。
また、入居者同士のコミュニティづくりや地域との連携も重要な仕事の一つです。
●健康型有料老人ホームの仕事内容
健康型有料老人ホームとは、要介護認定を受けていない方のみ利用できる施設です。
入居してから要介護認定を受けた場合、健康型有料老人ホームからは退去する必要があります。
提供される業務は直接的な介護ではなく、利用者さんの生活援助や、生活相談への対応、レクリエーション活動の実施などが主です。
2.有料老人ホームで働くメリット、魅力
●丁寧な接遇スキルが身につく
有料老人ホームでは、入居者やその家族に対して、丁寧な言葉遣いや態度で接することが求められます。
施設によってはホテルのような対応が求められる場合もあります。
特別養護老人ホームなどの公的な機関よりも入居費用が高い場合が多く、サービスの質も高いものが要求されます。
また、入居者の個性やニーズに応じて、柔軟に対応することも大切です。
これらの接遇スキルは、有料老人ホームで働くことで自然と身につきます。
接遇スキルは、どんな職種や業界でも必要なものです。有料老人ホームで働くことは、将来のキャリアにも役立ちます。
●幅広い介護の経験が身に付く
有料老人ホームでは、自立した方から要介護の方まで対象が広いため、様々な経験をすることができます。
これらのスキルや知識は、有料老人ホームだけでなく、他の介護施設や職場でも活かせます。
●福利厚生、研修制度などが充実している
有料老人ホームには、教育制度や資格取得支援、キャリアアップ制度など、福利厚生に力を入れている施設が多くあります。
将来的にケアマネージャーや社会福祉士などの資格取得をしたい方にもおすすめです。
給与の水準も高い傾向にあります。特に、夜勤がある施設では高級を狙いやすいでしょう。
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3.有料老人ホームで働くデメリット・注意すべき点
有料老人ホームの仕事内容には、メリットや魅力も多いですが、デメリットや注意すべき点もあります。
介護初心者や未経験者の方は、以下のポイントを押さえておきましょう。
●接遇のスキルを求められる
有料老人ホームでは、入居者や家族とのコミュニケーションが重要です。
入居者や家族からの要望に応えたり、不満や悩みを聞いたりすることが求められます。
また、高齢者の心理や感情に寄り添った対応ができるようになる必要もあります。
接遇のスキルは、丁寧な言葉遣いや表情、態度などから始まります。
接遇のスキルを身につけることは、有料老人ホームで働くメリットでもありますが、身近な存在として接したい方にとってはデメリットになるかもしれません。
●仕事内容の種類が多い
有料老人ホームで働くということは、介護だけでなく、事務や清掃などの業務も行うことになります。
入居者の情報管理や記録、入居者の部屋や共用スペースの清掃や消毒、生活相談など、様々な業務があります。
仕事の種類が多いことで、時間管理や優先順位付けが難しくなったり、仕事が溜まったりする可能性もあります。
特にスタッフが不足している施設では、分担して業務を行うことが難しく、マルチタスクが求められることもあります。
効率的な業務方法を見つけたり、チームワークを大切にしたりすることが大切です。
●苦情の対応が必要なケースもある
有料老人ホームでは、入居者や家族からの苦情の対応が必要なケースもあります。
苦情の内容はさまざまですが、例えば、入居者同士のトラブルやトラブル防止策に関する苦情、サービス内容や料金に関する苦情、施設内の設備や環境に関する苦情などがあります。
苦情の対応が不適切だと、入居者や家族との信頼関係が損なわれたり、法的な問題に発展したりする可能性もあります。
時には、スキル不足ではなく価値観の違いから苦情に発展することがあります。
利用料金が高い分、入居者からの要求も多い可能性があります。
冷静に話を聞いたり、謝罪や説明をしたり、改善策を提案したりすることが大切です。
4.有料老人ホームで働くのに向いている人は?
有料老人ホームでは無資格、未経験から始めた方も働いています。
以下の特徴、経験がある方は、住宅型有料老人ホームで働くことで、更に活躍できるでしょう。
●コミュニケーションが得意な方
有料老人ホームでは、入居者の方とのコミュニケーションが重要です。
認知症がある入居者のニーズや要望に応えるためには、話を聞くスキルや相手の気持ちを理解するスキルが必要です。
また、ご家族との連絡や報告も円滑に行うことが求められます。
コミュニケーションが得意な方は、有料老人ホームで働くのに適しています。
●キャリアアップに積極的な方
有料老人ホームでは、介護のスキルや知識を高める機会が多くあります。
例えば、介護職員実務者研修や介護福祉士などの資格取得支援や研修制度が充実している場合があります。
また、様々な民間会社が有料老人ホームを経営しており、より給与が高い施設への転職も狙いやすい点が魅力です。
管理職や施設長などのキャリアパスもあります。
キャリアアップ志向な方は、有料老人ホームでスキルアップや昇進を目指すことができます。
●接客の経験がある方
有料老人ホームでは、入居者や家族に対する接遇のスキルが求められます。
例えば、笑顔で挨拶することや丁寧な言葉遣いをすることなどです。
お客様に笑顔で接客をしてきた、言葉遣いや態度について学び、経験をしてきた経験がある方は、有料老人ホームで働く際に役立つでしょう。
5.有料老人ホームで活かせる資格は?
有料老人ホームで働くのに、資格は必須ではありません。
専門知識のない方でも、介護職員として働くことが可能です。しかし、できる業務の範囲が限られる場合や、給与が低くなる可能性があります。
資格取得により、就職のチャンスが広がったり、給料がアップしたりするメリットがあります。
有料老人ホームで活かせる資格には、以下のようなものがあります。
●介護職員初任者研修
介護職員初任者研修は、介護の基礎知識や技術を身につけるための研修です。
介護職員初任者研修を修了すると、介護保険サービスの提供が可能になり、車いすへの移乗や排泄の介助などの業務を行うことができます。
有料老人ホームでは、介護職員初任者研修を持っていると、採用されやすくなったり、給与が高くなったりすることがあります。
また、訪問介護員として働く場合、必須の資格となります。
有料老人ホームに併設された訪問介護事業所で働く場合、まずはこの資格を取得しましょう。
およそ1~3ヶ月で取得することができます。
●介護職員実務者研修
介護職員実務者研修は、介護職員初任者研修の上位資格です。
介護の専門知識や技術をさらに深めるための研修です。
介護職員実務者研修を修了すると、より高度な介護保険サービスの提供が可能になります。
また、有料老人ホームでは、介護職員実務者研修を持っていると、リーダーとしての役割を任されたり、給与がさらに高くなったりすることがあります。
●介護福祉士
介護福祉士は、国家資格です。
介護の専門家として、高齢者や障害者などの生活支援や福祉サービスの計画・実施・評価を行う仕事です。
試験は毎年3月に行われ、筆記試験と口述試験に合格すると合格証が発行されます。介護福祉士は、どのような介護施設でも働くことができます。
この資格取得により、ケアマネージャーやソーシャルワーカーなどの役割を担うことができます。また、資格手当は他の資格と比べ、最も高くなることが多いです。
以上のように、有料老人ホームで活かせる資格はいくつかあります。資格を持っていると、就職やキャリアアップに有利になることが多いでしょう。
キャリアアップを見越して、資格取得支援制度が整った施設で働くこともおすすめです。
また、資格だけではなく、コミュニケーション能力や接遇スキルも、有料老人ホームでは重要なスキルです。
資格とスキルをバランスよく身につけて、有料老人ホームで活躍しましょう。
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6.まとめ
有料老人ホームでの仕事内容
・有料老人ホームは高齢者が自立した生活を送るための施設で、介護職の仕事は以下のように分かれます。
・介護付き有料老人ホームの仕事内容:要介護認定を受けた高齢者の生活支援と介護を提供。
・住宅型有料老人ホームの仕事内容:自立~軽度の要介護の高齢者向けに日常生活支援を提供。
・健康型有料老人ホームの仕事内容:要介護認定を受けていない高齢者の生活援助やレクリエーションなどを提供
有料老人ホームでのメリットと魅力
・丁寧な接遇スキルが身につく。
・幅広い介護の経験が得られる。
・福利厚生や研修制度が充実しており、キャリアアップが可能。
有料老人ホームでのデメリットと注意すべき点
・接遇スキルが求められる。
・仕事内容が多岐にわたり、忙しいことがある。
・苦情の対応が必要なケースもある。
有料老人ホームで向いている人
・コミュニケーションが得意な方。
・キャリアアップに積極的な方。
・接客経験がある方。
有料老人ホームで活かせる資格
・介護職員初任者研修:介護の基本的なスキルを身につけられる。訪問介護には必須。
・介護職員実務者研修:介護スキルを深める上位資格。
・介護福祉士:国家資格で、高度な介護専門家として働ける。
有料老人ホームでの介護職の仕事内容は、入居者が自分らしく自立した生活ができるよう支える、やりがいのある仕事です。
また、適切な資格と接遇をはじめとした幅広いスキルを身につけ、キャリアを築くことができる職場として魅力的です。
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